都道府県コーディネーターは、臓器提供施設より「臓器提供のインフォームドコンセント」の依頼を受け、日本臓器移植ネットワークのコーディネーターと共に脳死状態であると診断された患者様の家族に対して、インフォームドコンセントを行うことから、臓器提供施設と関わることになります。
1) システムの構築
2) ポテンシャルドナーの把握
3) 意思確認
4) 他部門との連携
5) 院内教育・啓発・普及活動
6) マニュアルの作成
7) 学会・研修会への参加
8) 日本臓器移植ネットワーク・都道府県コーディネーターとの連携
臓器提供の場面が進行するにあたり、部外者が院内の調整をすることはできません。また、主治医をはじめ患者が入院しているスタッフは、日常業務があるため臓器提供のみに関わることができません。これまでも臓器提供に関わったスタッフより、病棟にて臓器提供が発生した場合、日常業務に支障があったとの報告がされています。
そこで、臓器提供が発生した場合、主治医や担当スタッフと移植コーディネーターとの調整を行いながら、院内全体の調整を行う、院内コーディネーターの役割が、臓器提供をスムーズに行うことができるため必須であると考えます。
高知県は、臓器提供推進事業の一環として、高知県内の病院に『院内コーディネーター』を設置しています。
現在、県内には28名の院内コーディネーターに、高知県知事より委嘱状が交付されており、臓器提供時の対応に応じています。院内コーディネーター設置をお考えの施設でご不明な点があれば「こちらより」ご相談・お問い合わせください。
■平成26年度研修計画
7月18日(金) *講義「院内Coの方に知ってもらいたい事」
講師:大阪大学大学院医学医療系
研究科重症臓器不全学寄付講座 小中 節子 先生
平成27年
1月 予定 *講義「臓器提供に関わる医師より」
講師:未定
*講義「角膜移植について」
講師:未定
※交通費…研修案内に添付されている研修出欠用紙に記入し、事務局までFAXしてください。
規定額(公共交通機関実費)を支出いたします。交通費領収書発行の際に捺印していただくため、印鑑をお持ちください。
※研修内容についての問い合わせ先は、高知県臓器移植コーディネーターまで。
※高知県臓器移植院内コーディネーターについての問い合わせ先は、高知県健康政策部 医療政策課まで。